第1回公判が開かれました

12月5日10時45分から 東京地裁で第1回公判が開かれました。

裁判官は3人で、被告は法務省ですが、これは国が訴えられた裁判は窓口はすべて法務省になるからです。

被告席には法務省の人、文科省の人、それぞれ10名近くがおられました。原告席はわたしと弁護士が3名でした。

うれしいことに傍聴人も15名来てくれました。 ツイッターを見て来てくれた方も。心よりお礼申し上げます。本当に心強かったです。

メディアは4社 NHKと愛媛新聞、日刊ゲンダイ、月刊テーミスが来てくれました。

原告意見陳述が認められたので5分間話してきました。 (緊張しましたわ)

民事は原則書面主義で進行します。現在国側は準備書面を提出準備中です。こちらが出した訴状(「訴状」と「証拠」のページも見てね。)に反論してきます。それに対してまたこちらが書面で反論します。法廷は顔合わせ儀式のようです。意見陳述を5分やって、次回の日時を確認して8分で終わりました。

意見陳述も弁護士を通じて裁判所に申し込み、裁判長の許可を得ておこなうことができたんですよ。わたしが原告なのにね。刑事事件は全然違って、口頭による証言で裁判が進行していくそうです。テレビドラマでやってるみたいに。

まあいろいろ知らなかったことばかりですわ。

第2回は2019年2月6日水曜日 10時45分 東京地裁522です。

以下は私がおこなった意見陳述です。↓

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原告人の福田圭子です。
東京で通訳翻訳業をしています。
夫が数年前から愛媛県今治市に単身赴任しておりますので、この数年間は東京と今治を往復しています。
夫は今治市選出の県議会議員をしています。所属は立憲民主党です。

今治市に通ううちに、現地で加計学園獣医学部問題に取り組む市民グループの方たちと知り合いました。彼らは今治市に対し、粘り強く情報開示請求を行ってきており、多くの資料を開示させてきました。
その資料をもとにこの問題が国会やメディアで大きく取り上げられるようになりました。
わたしはそれを間近に見て、東京でも何かできることがないかと考え
昨年8月から文科省、内閣府、農水省、厚労省などに
関連資料の開示請求を行ってきました。しかし求めるものは開示されず、不服申し立ても致しました。

特に獣医学部建築図面や見積書は、補助金の金額の妥当性にも大きくかかわる部分であり、繰り返し請求をしています。
昨年 10月22日に衆議院選挙の投開票があり、その2日後に
文科大臣定例記者会見がありました。そこで当時の林文科大臣が「加計学園の開学認可がおりてから、開示請求がされればそれは法令にのっとって判断する」と発言しました。

ですので、私たちは認可後に再度建築図面や見積書を開示請求しました。
そして出てきたものは真っ黒に墨塗りされた図面でした。
文科省はこれを部分開示だと言っています。
すでに獣医学部は開学が認可され、4月から学生が通っています。
今さら図面をかくす意味はないのですが、なぜかくすのでしょうか。

黒塗りされた図面のうち、PSという文字が読めるページがありますが、これはバイオセイフティレベル3つまり危険なウイルスを扱う研究実験スペースだと推測されます。
学生や周辺住民の健康にも重大な影響があるかもしれないBSL3の部分を黒塗りで隠蔽する文科省の姿勢に強く疑問を感じます。

もう一点、私たちが開示請求しているのは加計学園の理事会議事録です。今治市と加計学園は獣医学部開設について基本協定書を
締結しています。
その13条で「この基本協定中、今治市議会又は加計学園の理事会の議決等を要する事項については、 それぞれの議決等がなされたときに効力が生ずるものとする。」と規定されています。
加計学園側は理事会において今治市における獣医学部開設に関するなんらかの
議決があるということが開学の前提です。
私たちは理事会議事録を文科省が保持していると見て開示請求しました。
文科省はこれを保持しているが不開示としました。

図面も加計学園理事会議事録にしても不開示の理由は
「防犯」および「学校法人の権利」や「競争上の地位」「その他正当な利益」を害するおそれがあることとなっていますが、理由になっていません。
学校法人の権利とは、100億円の税金が使われる今治市民の知る権利よりも大きいのでしょうか?
周辺住民が危険なウイルスにさらされるおそれもあるのに、
「その他正当な利益を害するおそれ」とはなんでしょうか?
法人の競争上の地位とは何でしょうか。
加計学園獣医学部はすでに開学されており、競争上の地位も何もありません。

昨年来 文科省担当者とは複数回電話や面談をしていますが、
その際「議事録は保持している。量が多いので精査するのに時間がかかっている。獣医学部に関する部分だけなら先に出せる」と言っていました。なぜ全面不開示になったのでしょうか。たいへん不自然です。

2017年12月14日には、当時の文科省私学行政課長だった角田氏や情報開示担当者も同席し、面談しています。
その後、再度文科省に電話し、先ほどの発言を聞いています。
文科省担当官と面談したり電話でやり取りをするなど、
国会議員でもない普通の人間であるわたしにとって
一生の間にそう何度もあることではありません。
思い違い、記憶違いはあり得ません。
文科省がみずからの発言を否定するのはたいへん心外です。
国民に対しリスペクトを欠く姿勢です。わたしは1年半かけて「開示請求」「不服申し立て」を代理人まで立てて法にのっとり、ひとつひとつ手順を踏んで手続きを進めてまいりました。
にもかかわらず、文科省は国民の共有財産である公文書を正当な理由なく隠し続けています。憤りを感じます。
裁判所が公正なご判断を下され、請求している文書が公開されることを強く期待します。以上です。

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記者会見 全文

2018年9月23日の記者会見の全文書き起こしです。

一部聞き取り不能の部分はそのまま書いています。

原告 福田圭子

弁護士 海渡雄一 中川亮 小川隆太郎 海渡双葉

於 東京地裁内司法記者クラブ

 

中川

今日は皆さんお忙しい中、集まりいただきありがとうございます。私弁護士の中川と申します。本日、文科省に情報公開請求した加計学園の設計図面と理事会議事録の開示請求について不開示取り消しと開示を巡ってその裁判を東京地裁に提訴致しました。提訴は受理されまして、民事第三部と言うことになりましたので宜しくお願い致します。と言うことで今日は当該の原告である福田圭子さん、代理人で海渡雄一弁護士、小川弁護士、海渡双葉弁護士、私、中川亮と申します。では最初に原告の福田さんから一言、コメントを皆さんにお願いしたいと思います。

福田

原告人の福田と申します。普段は東京都内で通訳をやっております。本日、岡山理科大獣医学部において学校法人加計学園理事会議事録の不開示決定の開示を求める訴えを起こしました。
国を相手に喧嘩を売るようなことは私にとって一生に一度あるかないかだと思います。なぜこうなったかちょっと話をさせてください。
私の連れ合いがたまたま愛媛県今治市出身で実家もありますので、この25年間で50回以上今治市を訪れまして知り合いも色々増えてきました。
その中にいち早く、獣医学部設置に疑問を抱いて今治市長と今治市職員の言動をウォッチしている人達がいました。村上治さんという人が共同代表の今治市民ネットワークというグループです。
村上さん達は数年をかけておよそ一万ページ分位の公文書を開示請求して来ました。それはすべてネット上で公開されています。国会議員も県会議員もメディアの方もこれをもとに
加計問題を追求し始めました。私は市民グループの仲間達との交流の中で、真実の追求の為、東京でもなにか出来ることはないかと考えまして、東京の中央官庁に対し加計関係の情報開示請求行うことにしました。
そしてこの一年間、先生方に助けていただきながら文科省、内閣府、農水省、厚労省等にメールですとか、図面、あるいは理事会議事録の記録等の開示請求、不服申立てを行っていました。
しかし現在のところ不開示決定ばっかりです。法的な事は弁護士の先生がたから後でお話いただいて、
たとえば昨年文科省は私の開示請求に対し、40何ページ全部黒塗り(と黒塗り図面を見せる)
学校法人加計学園理事会の議事録請求をしていますがこれも不開示です。文科省は理事会が獣医学部を今治市に設立する事を決定した際の議事録を保持しているのですが開示しません。
一学校法人の理事会の議事録であっても、それが国の機関でもある文科省に提出され、文科省が保持している文書はすべて公文書という事になります。ですので公開の対象です。
公文書は私達国民共有の財産です。理事会で獣医学開学について何がどう話し合われたのか、誰がどんな発言をしたのか、100億近くの公金が注ぎ込まれるわけですから、文科省は当然国民にそれを開示するべきだと思います。
同じものを勿論今治市役所も保持しています。今治市民ネットワークの方達もこの文書を今治市に開示請求しましたら市は出しませんでした。
一方で2015年4月2日、今治市の職員が東京に出張し、首相官邸を訪れ、柳瀬首相秘書官と会ったのではないかと報道されました。国会でもそれが追求されました。今治市民ネットワークがその時の出張報告書を開示請求しましたが開示されませんでした。
市民ネットワークとして市役所に審査請求しましたが、本日ちょうどこの時間に口頭陳述が行われています。
今治市と東京、両面から真実を求め粘り強く追求をして行きます。
最後に見ていただきたいんですけど、これ今治市のゆるキャラのバリィさんてキャラクターなんですけど(縫いぐるみを取り出す)、有名な今治タオルで出来ています。
このトサカのような、帽子のようなものはしまなみ海道と言われる吊り橋を表わしています。今治市の対岸の広島県尾道市を結ぶ吊り橋なんですね。瀬戸内海を橋で渡れます。今治市民の方には瀬戸内海に浮かぶ島しょ部に住んでいる島民も多いんですけど、その橋を渡る為に往復で三千円近く通行料がかかる。島の外の病院へ行くのにも、いちいち三千円かかって困ってらっしゃいます。
そして今治市の小中学校の教室はエアコン普及率0%です。今年の夏凄い暑かったじゃないですか、今治の学校の教室にはクーラー1台も無いです。
いち学校法人に100億円を注ぎ込むのであれば、その前にまずやるべき事があるのではないかと思います。以上です。

中川

ありがとうございました。続いてですね、今日の訴状の内容を小川弁護士に説明してもらいたいと思いますが、その前に今日の配布資料を確認させてください。
まず一つは「メディアの皆様」と題された原告本人が書いた紙、訴状の写し、今日提訴に至るまでの時系列一枚紙、の3点。
小川弁護士に行く前にちょっと時系列を見てください。これのちょっと説明をしますと、2017年10月3日に文科省が図面、見積書、契約書、これまとめて図面等と言いますが、これの不開示決定を出しました。
で、それに続いてですね、えー、2017年12月4日文科省が理事会の議事録、これについても不開示決定を出したという事です。で2017年12月25日には図面について2回同じ請求をしたのですが、この時は先程見せたように黒塗りで開示したと言う事で、これに対してですね、まとめて情報公開保護審査会に諮問していたのですが、これが今年5月30日に「不開示妥当」という答申が出て、その答申を受けて6月29日に(
)処分に対して文科省が不開示処分を維持したので結局その不開示決定取り消しを求めると、そういう流れになっています。
それで図面の方は先程お見せしましたが、この黒塗り部分を開示せよというのが一つ。で、議事録の方はですね、この岡山理科大学今治キャンパスに係る基本協定書というのがありまして、この基本協定書の13条に「この基本協定は公の議会、今治市の議会又は加計学園の理事会の議決等を要する事項についてはそれぞれの議決等がなされた時に効力を生じるもの」と、そういう情報がありますので、じゃあその議決等がどういう事でなされたか、その為に議事録を出せと、そういう提起をしている。と、そういう事になります。
では、小川弁護士の方から今日の提訴内容について説明をお願いします。

小川

お手元に訴状のコピーがあると思うんですけど、そちらの3ページ目をご覧頂きたいのですが、今回我々が開示を求めている文書は、文書1から4ページ目まであるのですが文書5迄5つ。文書1と2は図面図書になりまして、3はその見積書と契約書、4が設計図で文書5が協定書に基づく加計学園の理事会議事録と、この5つの文書の開示を求めて提訴した次第です。
それぞれに付きまして処分が3つに分かれているのですが、4ページの表がありますけど1と2が文書1から4に関わるものでして、ただその現処分1と現処分2はですね現処分が現行(
)でされた結果不開示となっておりますので(
)文書を対象としての現処分2だけと言う事になります。現処分3て言うのは議事録に関する処分で、これも対象となっております。
で、6ページ目に飛んで頂きたいのですが、6ページ目にそれぞれの現処分2の方ですね、図面や見積書、契約書について、不開示理由が何だったのかという事を(
)しています。で、5条2号イというのは、開示すると特定法人の権利とか衛生( )に害するという事で不開示理由となっております。
5号というのは、その法人の内部の意思決定に関わる事なので、やはり不都合があるという事で( )おります。
6号、公開する事によって、行政区間の( )と言う事でそれぞれ( )この後、(
)可能性についてなんですけども、ポイントを掻い摘んで説明しますが、まず8ページ目ご覧頂きたいんですけども、これはその校舎の図面に関する(
)が、その、えー、文科省の言い分としては、これを公開すると、えー、部外者の侵入など犯罪が発生すると、それによって厳密に保管されるべき病原体などが外部に流出してしまうと、その為、不開示ですと、言う事なんですが、これに関しては調べた所、1ページ目第1〜第3とあるんですけど原発ですね、原子力発電所についても、国会図書館で既に公開されていると、また第二項に書いてある京都産業大学の本山キャンパス、BSL(バイオセーフティレベル)2、BSL3の施設があるんですけど、こちらについても設計図がウェブサイトで公開されています。第三項県立静岡がんセンターなんですけれども、こちらBSL3の施設がありますが、これもウェブサイトで公開されています。
しかしながら、今のところそういう部外者の侵入と言う事はありませんので、文科省の言い分というのは理由にならないと、そう思います。
また9ページ目に信義則違反と言うんですけども、これは最初の段階で不開示になっていた理由は5号だけだったんですね、しかしながらその後、追加でですね、5条2号イという、さっきの公表する事で権利侵害が起きるという理由が提示されております。
しかも注目されるのはその間に2017年10月24日に林文科大臣の記者会見の発言がありまして「請求されれば法に基づいて判断する」というコメントがありました。それに基づいて我々も改めて開示請求したんですけれども結論としては前回同様に不開示という事になっておりまして、こういった一連の対応に問題があるかなと(
)。
で、請求理由3以降にあるのはその権利が害されるとか( )とても法律で認められているような不開示理由には該当しないと。
11ページ以降に書いてあるのは、その文書を開示するべきだという法律が(
)開示する事によってですね、人の生命、財産、健康を保護するものであれば積極的に開示すべきだという事で、この法令12の5条、それについて12ページ目以降で言っているように、このBSL3という(
)病原体が( )それに付きまして、( )の問題ですとか( )とか( )とか( )。
12ページ、13ページ以降で( )危険性があるので、その安全性について市民が( )出来るようにするという事を( )。
この後は設計図ですとか見積書、契約書がありますけども、向こうの言い分は大体同じなので( )。
飛んで頂いて21ページですね、理事会の議事録なんですけども、こちらについては前提として基本協定書というものがあって、今治市と加計学園で締結しています。その中で第4条、第5条で土地の無償譲渡や補助金についても、この基本協定書に基づいて(
)して議決の際にはこの議事録が作成されると。
我々が求めているのは、この今回の93億7500万円と言われる工事、建築に関する土地の譲渡、補助金について関する部分の議事録を開示せよと言っております。
ここについてもですね、向こうの言い分は基本的に同じで開示すると法人の権利が害されるとか、あるいは開示する事によって(
)、それについては先程も言ったように( )。
ここに付け加えてくるのが、27ページ、5条6号というのは議事録については理由として( )これはその( )支障を起こすという事(
)。これについてはやはり先程申し上げたようにそもそもその加計学園の獣医学部というのが税金を大量に( )加えて病原体が流出した際の危険性という事から(
)する一方で( )。
最後に30ページ行きますけど、2017年12月末にですね、原告がですね、文科省に開示請求したんですね、で担当者と話したんですね、そうするとこの担当者は福田さんに対して(
)ただ量が多いので精査するのに時間が掛かる。(
)と言っていたんですが結果としては議事録は一切出て来ていないという事で、この辺りの対応についても行政の(
)としては非常に問題があるという事で今回の訴状で( )。

海渡(雄)

あの一言だけ、この件について思ったんですね。その加計学園や森友学園とあって、加計学園を巡る情報公開っていうのはひどいなっていう。
僕は原発に関する裁判をずっと長く続けて来たんで、1980年代か70年代頃の原発裁判やってた時は確かに許可申請書とか審査の議事録とかそういうものは一切出て来なかったんですね。
文書提出命令をやってようやく出て来るっていう時代があったんですよ。
で、だけどそれが全て出てくるようになって、そういうものは全て公開って扱いになった。ま、それでも色んな物は隠されていましたけども、基礎になるデータは全部出す。そしてオープンに議論出来る環境というのが、まあ30年位前に確立したという形で、
だけどこの加計学園で問題になっているBSLとかこういう施設っていうのは、この市民を守る義務がある訳ですから安全上ちゃんとした視点で確認したいというのは当然だと思う。
それを今までの情報公開の基準でやれば部分不開示はあったかもしれない、個人情報的なものがあってですね、そういう形で出て来るものと思ってやってですね、で、私も文科省に福田さんと一緒に行って、担当者がちょっと時間が掛かってますとか、もうちょっとしたら出せますみたいなそういう感じだったんですよ。
で、じゃあ早くして下さいね、もう時間掛かり過ぎてますよ、みたいな話をしてたのに、全面不開示。
で、こういう形になったという事に本当に心から憤りを感じていると言うか、今の日本の情報公開制度そのものは根本的におかしくなっているんじゃないか、そしてこのやり方がですね、他に蔓延して来る可能性がある。
せっかくの情報公開の窓口が加計でこういう事やって、これがこのまま通っちゃったら他も全部また閉ざされてしまうというような事が、もう現に起きつつあるのかもしれませんけれども、特定秘密保護法が通ってですね(
)。
そういう中で、まあ政権の悪事をばれないようにする為って意図はハッキリしているんだけれども、そういう状況の中で凄い異常な情報公開制度の運用がなされて、よもやこれが情報公開審査会で維持されると思わなかったんですね。
でも、情報公開審査会の委員の人事までいじられてしまって、ちょっと前の情報公開審査会だったら「これはおかしい」って覆したと思うんだけど、それも出来なくなって。
そういう意味でちょっと、まあ、そのこの裁判やるのは…って気持ちが最初は福田さんにもあったかもしれませんけど、これはこのまま見過ごす事は出来ないと、恐らくこれだけ一旦出すと言っていたものが出て来ないって事は余程まずいことが書いてあるんじゃないか。
特に議事録なんか、余程安倍政権の公開されるとまずいような事が書いてあるのではないか、という。
そうでなければスンナリ出せばいい訳で、今までの情報公開の慣行からすれば、より出て来ていた筈の物が、この事件に関しては全く出て来なくなってるから、この異常さというものを、今の裁判所がどこまで頑張っているか非常に不安な部分はあるんですけども良い裁判官に当たることを期待して一つ一つ(
)情報公開で加計学園に( )て事で福田さんの熱い心に応えて行きたいという事で( )。

海渡(双)

私からも一言。ノウハウ、競争上の地位が壊されるというのが結構よく向こう側、行政側から出て来るんですけれども、実際こちらが請求しているものは図面であるとか議事録ですよね?。
それにずっとノウハウやそういった事が書いてあるとは考えられない事ですね、で、勿論一部不開示になる事は我々も思っていたんですけれども、出来るだけ、情報公開法自体が出来る限り出せる部分は出す。部分開示も積極的に活用して、出せるものは出すというのが法の主旨なんですけども、競争上の地位、中身はあまりハッキリと呈示しない、これが罷り通ってしまうとですね、加計は特に本当に全面不開示となってますけど他のものにも派生しかねない問題だと思っています。
で、キチッとこの問題について裁判の場で明らかにして行きたいと思います。

〜事件番号等読み上げ〜

〜質疑応答〜

記者A

 

海渡(雄)

まあ、実は同じような事をやっていて、原発の事故調の情報公開をやっていて、あれは結構出て来ていて、部分開示って部分もあったんですけど、あれだけ大問題になったって事故調の情報隠してた事に比べても、加計学園の方がひどいんですよね。
色んな事を比較してやっぱり政権の中枢に近い。
そして文科省の役人の頭の中のレベルとしても部分的に少しは出そうと思って、全部出せなくなっているという、どこかそういう操作をしてる人間がいるって事をハッキリ感じるんですね。
だからこれを司法の力で持ってただしたいというのは非常に強いですね。

記者A

「他の新設大学でもこういう不開示が問題になった事ってあるんですか?」

海渡(雄)

良いご質問なんだけど…(中川弁護士を向いて「あれ言ってもいいかな?」、中川弁護士「どうぞ」)
他の大学だったら出来たんだけど、この加計の不開示の後に他の新設大学についても申請したんだけど、全部不開示になりました。
恐らくこの事件の前なら出てたかもしれない、けど結局横並びになって来ている。逆に一旦加計で不開示にした以上は同様のものは一切同じになると思う。

記者A

「(聞き取れず)」

海渡(雄)

やっぱりそうなったかと。これをこのまま置いとくと、全て不開示になって行くかなあと思う。

記者A

「設計図を出したがらない理由って何だと思いますか?」

海渡(雄

僕らが考えていたのは、BSLの施設を作るのに出来ないような構造になっていて、それが図面になったら出てきますよね。
そうなると施設の安全性に問題があるって事になって、大学の設置に支障が生じる?。
(福田さんを向いて)現地にまだ入ってないんですよね?。

福田

そうなんです。部屋というかスペース、箱はあるんですけども、中の施設は9月に入れますみたいな話を聞いたんですけども、9月も終わろうとしている。
今、実際に搬入されたかは確認されてないです。

海渡(雄)

あくまで図面の方は、BSLレベルの施設の安全性を検討したいってのは僕らの( )。その事について出したくないっていうのがある。
議事録の方に関してはやっぱりこの案件について大学の理事会で理事に説明している訳ですから、その中で官邸とどういうやり取りをしたかという事の報告がされてるんじゃないかと。
それは非常にまずい事で、その部分が出せないから全部不開示にしたんじゃないか、という。

小川

訴状の11ページに書いたんですけど、BSL施設の安全性を求める( )。

海渡(雄)

出なくなってる理由も正確に出して貰わなければならないし、いずれにしろ深刻な理由があるんじゃないかなと。そして簡単に出ると思っていたものがこんなに出て来ないって事は何か大きな事が隠されてるんじゃないのかなと思います。

海渡(双)

つい先日の23日に森友学園に関する問題で、森友学園が近畿財務局に提出した小学校の設立趣意書の情報公開請求が大阪地裁であって、最初これは近畿財務局が経営上のノウハウとか含んでいる情報だから〜、正に加計と同じ理由なんですけど、学園の正当な利益を害する恐れがあると不開示にしてたんですね。
これが大阪地裁訴訟になってから一転して、実は開示になったというニュースが。
つい先日の事なんで訴状には盛り込んでないんですけれども私立の学校という民間が作ってる物なんだけれども、近畿財務局に公的な物として提出した物は公文書になるというのは当然の事で、
さすがに大阪地裁で被告になった方々が検討した結果一転して、開示しなければって事になったんではないかなという風に推測するんですよ。

海渡(雄)

この間(かん)、原発関係の訴訟なんかでは、被告側が部分開示を繰り返してですね、訴訟で負けそうな所は開示する形にして負けない様にするっていう事を何度も何度もやるんですよ。
そういう意味ではこのままでは公判が維持出来なくて部分的に開示される可能性も充分ある。
今まで不開示にしてたのは恐らくどっかで偉い人がこうしろって言って仕方無くやってる。法律家の検討を経てない可能性があるんですよ。
だけど訴訟になった以上はその法務を担当してるのが「これじゃあ負けるぞ」と、そうすると、じゃあこの部分とこの部分は部分開示でってしないと訴訟が持たないってなって、そうなると判決前に(
)なる可能性もある。そうなったらまた報告しますけれども、訴訟というのはそういう効果もある。
いずれにしても挑んでみないとどういう結果になるか分かりませんけれども、秘密にされるというのはそれなりの理由があるんでしょうから、キチッと明らかにさせて行きたいと。

福田

メディアの方々にお願いしたいんですが、最近加計学園関係の記事が少ないなあという風に思っています。
まだまだこの問題終わってないですし、実際に学校は開学して、学生さんがもう第一期生百何十人入学してるんですね、で、食堂とか図書館は入れますし、これだけ人が学生さんが入っているのに、隠す理由が無くなっていると思うんですね。
その辺をメディアの方々にも今後も追求していただきたいと思っています。お願いします。

記者B(幹事社:産経新聞)

細かい事なんですけど、今海渡先生のお話の中で訴訟を起こすと向こうが負けないように部分的に開示して来る可能性があると仰ってましたが、開示というのは訴訟の中で開示して来るんですか?。

海渡(雄)

いえ、違うんです。変更とかって事ですけど、原発の事故調訴訟とかだと何度も何度も変更許可がされて、今まで出してなかった所をマーク外して、次の(
)、その度に僕らは訴訟の変更申請を出さなければいけなくて、訴訟になるとこのまま行くと負けちゃうという所は進んで開示するという傾向があります。
でもこの件はもっと官邸がコントロールきついかもしれないんで、この件は( )、文科省だけじゃ絶対判断出来ないと思います。

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獣医学部は今どうなっているのか

獣医学部校舎は今治市内の中心部からやや北、「いこいの丘」という傾斜地にあります。

 

 

図書館です。まだ図書が整備されていません。図書館と食堂は市民に開放されています。

食堂の窓から望む校舎。この校舎の5階にBSL3の実験室がありますが、部屋だけで設備はまだ入っていないそうです。