第1回公判が開かれました

12月5日10時45分から 東京地裁で第1回公判が開かれました。

裁判官は3人で、被告は法務省ですが、これは国が訴えられた裁判は窓口はすべて法務省になるからです。

被告席には法務省の人、文科省の人、それぞれ10名近くがおられました。原告席はわたしと弁護士が3名でした。

うれしいことに傍聴人も15名来てくれました。 ツイッターを見て来てくれた方も。心よりお礼申し上げます。本当に心強かったです。

メディアは4社 NHKと愛媛新聞、日刊ゲンダイ、月刊テーミスが来てくれました。

原告意見陳述が認められたので5分間話してきました。 (緊張しましたわ)

民事は原則書面主義で進行します。現在国側は準備書面を提出準備中です。こちらが出した訴状(「訴状」と「証拠」のページも見てね。)に反論してきます。それに対してまたこちらが書面で反論します。法廷は顔合わせ儀式のようです。意見陳述を5分やって、次回の日時を確認して8分で終わりました。

意見陳述も弁護士を通じて裁判所に申し込み、裁判長の許可を得ておこなうことができたんですよ。わたしが原告なのにね。刑事事件は全然違って、口頭による証言で裁判が進行していくそうです。テレビドラマでやってるみたいに。

まあいろいろ知らなかったことばかりですわ。

第2回は2019年2月6日水曜日 10時45分 東京地裁522です。

以下は私がおこなった意見陳述です。↓

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原告人の福田圭子です。
東京で通訳翻訳業をしています。
夫が数年前から愛媛県今治市に単身赴任しておりますので、この数年間は東京と今治を往復しています。
夫は今治市選出の県議会議員をしています。所属は立憲民主党です。

今治市に通ううちに、現地で加計学園獣医学部問題に取り組む市民グループの方たちと知り合いました。彼らは今治市に対し、粘り強く情報開示請求を行ってきており、多くの資料を開示させてきました。
その資料をもとにこの問題が国会やメディアで大きく取り上げられるようになりました。
わたしはそれを間近に見て、東京でも何かできることがないかと考え
昨年8月から文科省、内閣府、農水省、厚労省などに
関連資料の開示請求を行ってきました。しかし求めるものは開示されず、不服申し立ても致しました。

特に獣医学部建築図面や見積書は、補助金の金額の妥当性にも大きくかかわる部分であり、繰り返し請求をしています。
昨年 10月22日に衆議院選挙の投開票があり、その2日後に
文科大臣定例記者会見がありました。そこで当時の林文科大臣が「加計学園の開学認可がおりてから、開示請求がされればそれは法令にのっとって判断する」と発言しました。

ですので、私たちは認可後に再度建築図面や見積書を開示請求しました。
そして出てきたものは真っ黒に墨塗りされた図面でした。
文科省はこれを部分開示だと言っています。
すでに獣医学部は開学が認可され、4月から学生が通っています。
今さら図面をかくす意味はないのですが、なぜかくすのでしょうか。

黒塗りされた図面のうち、PSという文字が読めるページがありますが、これはバイオセイフティレベル3つまり危険なウイルスを扱う研究実験スペースだと推測されます。
学生や周辺住民の健康にも重大な影響があるかもしれないBSL3の部分を黒塗りで隠蔽する文科省の姿勢に強く疑問を感じます。

もう一点、私たちが開示請求しているのは加計学園の理事会議事録です。今治市と加計学園は獣医学部開設について基本協定書を
締結しています。
その13条で「この基本協定中、今治市議会又は加計学園の理事会の議決等を要する事項については、 それぞれの議決等がなされたときに効力が生ずるものとする。」と規定されています。
加計学園側は理事会において今治市における獣医学部開設に関するなんらかの
議決があるということが開学の前提です。
私たちは理事会議事録を文科省が保持していると見て開示請求しました。
文科省はこれを保持しているが不開示としました。

図面も加計学園理事会議事録にしても不開示の理由は
「防犯」および「学校法人の権利」や「競争上の地位」「その他正当な利益」を害するおそれがあることとなっていますが、理由になっていません。
学校法人の権利とは、100億円の税金が使われる今治市民の知る権利よりも大きいのでしょうか?
周辺住民が危険なウイルスにさらされるおそれもあるのに、
「その他正当な利益を害するおそれ」とはなんでしょうか?
法人の競争上の地位とは何でしょうか。
加計学園獣医学部はすでに開学されており、競争上の地位も何もありません。

昨年来 文科省担当者とは複数回電話や面談をしていますが、
その際「議事録は保持している。量が多いので精査するのに時間がかかっている。獣医学部に関する部分だけなら先に出せる」と言っていました。なぜ全面不開示になったのでしょうか。たいへん不自然です。

2017年12月14日には、当時の文科省私学行政課長だった角田氏や情報開示担当者も同席し、面談しています。
その後、再度文科省に電話し、先ほどの発言を聞いています。
文科省担当官と面談したり電話でやり取りをするなど、
国会議員でもない普通の人間であるわたしにとって
一生の間にそう何度もあることではありません。
思い違い、記憶違いはあり得ません。
文科省がみずからの発言を否定するのはたいへん心外です。
国民に対しリスペクトを欠く姿勢です。わたしは1年半かけて「開示請求」「不服申し立て」を代理人まで立てて法にのっとり、ひとつひとつ手順を踏んで手続きを進めてまいりました。
にもかかわらず、文科省は国民の共有財産である公文書を正当な理由なく隠し続けています。憤りを感じます。
裁判所が公正なご判断を下され、請求している文書が公開されることを強く期待します。以上です。

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